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着物・浴衣デートでお出かけするならこの場所、このプラン

着物・浴衣デートでお出かけ

人は慣れる生き物。交際期間が長くなればなるほど、デートはマンネリ化しやすいものです。初心を忘れないためにも、たまにはデートに変化をつけたいところですよね。

普段のデートに飽きてしまったときにおすすめしたいのが、着物や浴衣でお出かけする「きものdeデート」です。いつもと違う服装、いつもと違う場所でデートすれば、互いに新しい魅力を発見できるかもしれません。

着物・浴衣デートの魅力に触れながら、着物や浴衣でお出かけするのにおすすめの場所、シチュエーションを紹介していきます。

普段と違う姿が<刺激>になる着物・浴衣デート

着物姿でほほえむ女性

初デートの気持ちを覚えていますか?

相手の顔を見るのも恥ずかしくて、食べ物だって喉を通らなくても、一緒にいるだけで楽しかったものです。

デートの回数を重ねると、どうしても互いが慣れてしまいます。

いつもと同じ準備をして、いつもと同じ場所に出かける。これでは、デートがルーティーン化してしまうのも無理はありません。これが悪いというわけではありませんが、また新鮮な気持ちでデートしてみたい、という思いも少なからずあることでしょう。

デートのときめきを絶やさないためには、<刺激>が大切です。そして刺激を得るために有効なのが、デートに変化をつけること。

服装を私服から着物や浴衣に変えることは、十二分な変化です。好意を寄せている相手の、普段と違う姿も刺激になるはず。その凛とした立ち姿が、これまで気づかなかった新たな魅力に気づかせてくれるかもしれません。いつもと同じデートスポットすら、まるで違う場所のように感じられるでしょう。

着物・浴衣デートにおすすめの場所・シチュエーション11選

着物・浴衣デートにおすすめの場所・シチュエーション

せっかく着物や浴衣で出かけるなら、その着姿が合う場所、シチュエーションに憧れますよね。ここからは、着物・浴衣デートにおすすめの場所やシチュエーションを紹介します。どちらの方が適しているかも記載していますので、参考にしてください。

着物・浴衣デートがおすすめの場所

和服が似合う観光地の周辺にはレンタル着物店が充実し、気軽に着物・浴衣デートができる環境が用意されています。和服姿が多い状況や古風な街並みは、非日常感を増幅させ、着物や浴衣でのデートを相乗的に盛り上げてくれるでしょう。

小江戸川越(着物・浴衣)

街並みに江戸時代の面影が残る土地は、しばしば「小江戸」と呼ばれます。その小江戸を代表する場所として知られているのが、埼玉県川越市の「小江戸川越」です。まさに江戸時代を想起させる街並みは、着物や浴衣が似合うことを疑いようもありません。

なかでも人気があるのは、「川越一番街商店街」のエリア。伝統的な「蔵造り」の建物が並び、市指定文化財の「時の鐘」が名物です。石畳の道に20店舗以上が並ぶ「菓子屋横丁」では、駄菓子や団子、川越名物のさつまいもを使ったお菓子を堪能することができます。食べ物をテイクアウトできるお店が多いので、食べ歩きデートには最適です。

浅草(着物・浴衣)

「浅草」もおすすめです。浅草には、着物や浴衣で行きたいスポットが数多く存在します。日常的に和服の人が見受けられ、浅草を着物・浴衣で散策するのは定番になっているといっても良いでしょう。

「浅草寺」の仲見世通りで食べ歩き、「東京スカイツリー」を背にして写真撮影、人力車に乗って浅草の街を巡るのも良いかもしれません。「花御堂本店」には、壁じゅうに風車が飾られたフォトスポットがあり、着物・浴衣姿との相性が抜群です。浅草寺付近の「浅草きんぎょ」では、店内で金魚すくいができます。浴衣姿で訪れれば、そこはまるで夏祭り会場のようです。

コレド(COREDO)室町(着物・浴衣)

「コレド室町」とは、東京都日本橋にある複合商業施設です。「COREDO」はCORE(中心・核)とEDO(江戸)を組み合わせた造語。コレド室町1、コレド室町2、コレド室町3、コレド室町テラスの4つのフロアで構成され、江戸・日本橋の粋文化を発信するというコンセプトのもと店舗が展開されています。東京メトロ半蔵門線の「三越駅」と地下で直結しているので、雨の日に濡れて雰囲気が悪くなる心配もありません。

コレド室町1とコレド室町2の間にある「仲通り」は、ときに暖簾や行灯とデジタルアートのコラボレーションによって、レトロとモダンが融合する場所です。ふたりの気分を盛り上げてくれるだけでなく、着物や浴衣に合う絶好のフォトスポットにもなりうるでしょう。

鎌倉(着物・浴衣)

いわずと知れた観光スポットの「鎌倉」も、着物・浴衣デートで行きたい場所です。鎌倉には歴史的な景観を守ろうとする動きがあり、情緒あふれる建物や神社、お寺が多く残っています。和服姿の観光客が多いことからも分かる通り、着物・浴衣との相性の良さは誰もが認める事実でしょう。

「小町通り」での食べ歩きにも、「鶴岡八幡宮」のお参りにも、「報国寺」の竹林にも、着物・浴衣は馴染みます。「高徳院」の大仏とも、着物や浴衣姿で写真を撮りたいものですね。「七里ヶ浜」の海や夕日、「江ノ電」を背景にした写真も忘れてはいけません。歴史ある街並みや大自然は、相手をいつも以上に魅力的に輝かせるでしょう。鎌倉の歴史が、伝統が、豊かな文化が、深みが、着物・浴衣でのデートに花を添えてくれます。

京都(着物・浴衣)

「京都」はかつて日本の首都であったこともあり、歴史的建造物や古風な街並みが健在です。それらの建物と四季おりおりの自然を堪能できるのが、京都における着物・浴衣デートの魅力です。

春は「哲学の道」や「平安神宮」で満開の桜を楽しむのはいかがでしょう。桜×着物は相性が良いと決まっています。夏であれば、「智積院」の紫陽花や「鴨川」のほとりが浴衣に合うでしょう。お盆に大文字の火が灯る「五山送り火」も見逃せません。秋はやはり紅葉。「嵐山」や「瑠璃光院」で燃えるような紅葉が見られます。紅葉と着物ほどの名コンビもありませんね。冬は「金閣寺」や「銀閣寺」の雪景色がおすすめです。見た目が正反対の建物にも関わらず、雪をかぶるとそれぞれに趣があります。

年間を通して注目のスポットも確認しておきましょう。SNS映えを意識するなら、「伏見稲荷大社」や「八坂庚申堂」、「キモノ・フォレスト」は外せません。千本鳥居が、カラフルな厄除の鈴が、可愛らしい柄のポールが、ふたりの空間を彩ります。

京都は、和装産業を盛り上げる目的で「京都きものパスポート」という取り組みをしています。着物を着たうえで京都きもの パスポートを呈示すると、約400軒の協力施設・店舗で特典が受けられます。出かける前に、システムを確認しておきましょう。

銀座(着物・浴衣)

凛として清潔感のある着物・浴衣は、高級感のある街並みにも映えます。「銀座ルール」で高級・上質・行儀の良さといった景観が定められている「銀座」は、高級感ある街の代表格です。その街並みを背景に見れば、想いを寄せる相手の姿がよりいっそう大人びて見えるかもしれません。

銀座の街をぶらぶらするという意味の「銀ぶら」という言葉があります。それにちなんでできたイベントが、「ゆかたで銀ぶら」です。ゆかたで銀ぶらは、「ゆかたを着て銀座でひとときの涼を楽しむ」というコンセプトのもと、2007年にはじまりました。当日は、「銀座通り」や「泰明小学校」、その他の商業施設で、「大銀座盆踊り」をはじめとした催し物を開催。いつもと違う夏を存分に楽しみたいふたりにおすすめです。

着物・浴衣デートがおすすめのシチュエーション

着物や浴衣は、いつもの景色さえ違ったものに見せてくれます。日常を非日常に。決まったデートにアクセントとして取り入れていくのも良いかもしれません。

花火大会デート(着物・浴衣)

「花火大会」に浴衣は外せません。夏のイベントという非日常と浴衣という非日常の組み合わせは、ふたりにさらなる刺激をもたらしてくれるでしょう。

もう少し大人っぽい姿を見せたい、ひとつ上のおしゃれをしたいという方には、夏着物もおすすめです。より落ち着いた装いで、大人びた自分を演出できます。普段は着物や浴衣を着るのが少し恥ずかしいという方でも、定番中の定番であるイベントなら挑戦しやすいでしょう。

美術館・博物館デート(着物)

「美術館」や「博物館」でのデートに着物を合わせれば、ふたりの空間は一気に大人の雰囲気に。見慣れた展示でも、いつもとは違った見え方がしてくるかもしれません。

着物との相性も考えるのであれば、美術館や博物館の外観や内装にもこだわりたいところです。少し年季が入っているところ、高級感があるところとの相性が良いでしょう。「東京国立博物館」のように、庭園が開放されているところもおすすめです。

アフタヌーンティーデート(着物)

「アフタヌーンティー」は、かつてイギリスの貴族の間で流行した習慣です。夕方の時間を利用して紅茶と軽食を楽しむ場で、社交場としても重要視されたとのこと。当時はマナーも重要とされ、正装が求められていました。

いまのアフタヌーンティーにそれほど身構える必要はありません。マナーなんて堅苦しいことはいわないし、正装である必要もない。でもたまには当時を思いだして、着物という日本の正装で嗜むのも、乙だと思いませんか?

着物に身を包んでアフタヌーンティーをいただけば、まるで高貴な身分になったよう。いつもなら少し近寄りがたい雰囲気も、恐れることはありません。夜に向かう落ち着いた空を見ながら、ホテルのラウンジでアフタヌーンティーデートなんていかがでしょうか。

寄席デート(着物・浴衣)

「寄席」とは、落語をはじめとした演芸が見られる場所です。笑うことが好き、面白い話が好きというふたり向きのデートスポットでしょう。笑顔が絶えないデートほど仲を深められるものはありません。入場料の相場は2000円~3000円程度で、「国立演芸場」を除けば予約は必要ありません。昼と夜で2部制のものと、1日通しのものがあります。

寄席には「和服割引」を設けているものもあり、着物・浴衣デート向きの場所です。もともとは男性が多いイメージがあったものの、最近では女性ファンも増え、場の整備も進んでいます。長丁場になることが多いので、着物や浴衣を着て行くときは座っている姿勢がなるべく楽なものにしましょう。とはいえ、入退場は基本的に自由です。伝統芸能が気になるけど「歌舞伎」や「狂言」は敷居が高い、という方にもおすすめのスポットです。

大相撲デート(着物・浴衣)

スポーツや盛り上がる場所が好きなふたりなら、「大相撲」デートも良いでしょう。大相撲は生で見るとなかなかの迫力で、気がついたらハマっていた、という話も耳にします。

大相撲協会は「和装day」「ゆかたデー」といったイベントを開催しており、指定された日に浴衣や着物で訪れれば、特典を受けることができます。先着で記念品をもらえたり、行司さんと写真が撮れたり、相撲をそれほど見たことがないという人ほど、新鮮な1日になること間違いありません。観戦チケットと着物レンタルをセットにしたお得なプランが用意されている場合もありますので、検討する際は公式サイトを確認しましょう。

<非日常>のお出かけデートが<日常>を彩る

手を繋ぐ男女

はじめは心躍ったデートもいつかは当たり前へ。デートのマンネリ化はふたりにとって重要な問題です。ずっと仲良くいるためにも、ときどきの刺激は必要不可欠でしょう。

着物・浴衣デートはふたりの間に<非日常>を提供してくれます。普段とは違う姿、場所、シチュエーションで相手と向き合うことで、これまで見えていなかった新しい魅力に気づくきっかけになるかもしれません。相手のいろんな面を知ることで、そこにある「ご縁」にも気づきやすくなるでしょう。<非日常>というスパイスが、<日常>をもっと色鮮やかにしてくれるのです。

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